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超高圧・高圧電力ケーブルにおいて、導体の周囲をしっかりと絶縁するのが電力絶縁用コンパウンドの役割です。樹脂設計はもとより、異物レベルが低いことが、その役割を十分に発揮するための最も重要な条件です。当社はクリーンな環境のもと、極めて異物レベルが低く、加工性の高いコンパウンドを製造し、提供しています。 また、このような製品をタイムリーに開発できるのも、当社が長年培った技術力の裏付けでもあります。
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XLPE
当社は世界で初めてAC500kV用の架橋ポリエチレン(XLPE)を商用販売しました。 世界有数の大都市東京に送電する新京葉豊洲線に採用され、18年以上にわたり一度のトラブルもなく送電し続けています。
日本に留まらず、アジアを中心に世界で多くのAC220kV以上の超高圧電線プロジェクトの進展に寄与しています。
低圧電力ケーブルにおいては、ケーブル性能だけでなく、そのケーブルを生産する際の生産性も重要なポイントとなります。当社は電力絶縁(低圧)用ベースレジンとして押出加工性が良好な製品を提供しています。 また、シラン架橋用ベースレジンは押出加工性と架橋物性特性のバランスが良好な製品を取り揃えています。
カーボンブラックを独自のノウハウにて配合することにより、優れた耐トラッキング性、耐候性、耐熱性を獲得しました。 低温押出加工も容易です。
絶縁層の周囲に半導電性の薄い層を作り、大きな電圧差によるケーブルのストレスを軽減するのが半導電性コンパウンドの役割です。 絶縁層と密着性が高い「接着型」、ケーブル端を剥く作業を容易にする「剥離型」が用意されています。